岡山市中心部に建設が計画されている「アリーナ」構想についてです。岡山市が「建設費・約81億円の一部負担を県にお願いしたい」と表明したことを受けて、両者の間で溝が深まっています。

きょう(3日)、岡山県が岡山市に対して「新アリーナ構想に関する質問状を送付し会見を開く」という異例の対応をとりました。

(岡山県環境文化部 有田裕 文化スポーツ振興監)「市長の方が『これまで10回説明した』などなど、必ずしも正確な情報でない情報を発信をなさっていると。市民・県民をミスリードすることに繋がりかねない」

岡山県はきょう(3日)、岡山市が建設を計画する、岡山市北区の「新アリーナ構想」について、「経済波及効果の根拠」や、「市から県への説明が2回であること」など、両者の認識の相違を確認する質問状を送付したと報告しました。

(大森雅夫 岡山市長)「知事と話ができていないからだと思います」

岡山市は緊急で会見を開き、「方針を変えず」丁寧な説明を続ける、としました。

(大森雅夫岡山市長)「市長と知事の関係を密にしていく、ということが、私は、市民・県民にとって重要だと思う」

岡山県と岡山市の担当者は、3月16日に議論の場を設けるということです。