あさって(5日)に行われる東京マラソンに、天満屋女子陸上競技部の松下菜摘選手が出場します。すでにパリ五輪の代表選考レースに出場を決めている28歳にとって、「現状と課題をとらえる大事なレース」です。

地元岡山出身の入社6年目、松下菜摘選手です。入社後、特に長距離で才能を開花させ、去年1月にはパリ五輪代表選考会・MGCの出場権を獲得しました。しかし、去年8月に右の股関節を疲労骨折し、その後の駅伝シーズンを棒に振る結果となりました。

(天満屋女子陸上競技部 松下菜摘選手)「人生初めて長期離脱したけがだったので、本当に先のことがすごい真っ暗で、不安ばかりあったんですけど、やっぱりけが明けからは本当に、このマラソンに向けてやるべきことをしようと思って取り組んできました」

復帰後初となるフルマラソンは、MGCに向けた課題を見つけ、さらに大きな目標を成し遂げるための大切な場です。後輩の大東選手と渡邉選手が今年に入ってMGCの出場権を獲得したことも、松下選手はプラスにとらえています。

(天満屋女子陸上競技部 松下菜摘 選手)「私自身、すごくいい刺激をもらっているので、それに続いて、次の東京マラソンに向けて走りたいなと思っています。オリンピックというものは、本当に簡単に出られる大会ではないと思うので、そこはしっかり、やっぱり覚悟を持ってこれから練習に取り組みたいと思っています」

松下選手が出場する東京マラソンは、あさって(5日)スタートです。