「ハラスメント行為」を巡ってプロフィギュアスケーターの織田信成さんと女性コーチが互いに損害賠償を求めていた裁判で、大阪地裁は織田さんの訴えを棄却し、織田さんに220万円を支払うよう命じました。
織田信成さんは、関西大学・アイススケート部で監督をしていた際に、濱田美栄コーチから「無視や陰口の嫌がらせを受けた」などとして、1100万円の賠償を求めていました。そして濱田コーチ側は、「記者会見などでハラスメントがあったかのような印象を抱かせた」として、織田さんに対して330万円の賠償を求めていました。
去年12月の本人尋問では主張が真っ向から対立しました。
(織田信成さん)
「医者からは適応障害と言われ、濱田コーチからハラスメントを受けたことが原因だと言われました」
(濱田美栄コーチ)
「人をおとしめることは犯罪だと思っています。ちゃんとした裁判所の結果が欲しいです」
3月2日の判決で大阪地裁は、織田さんの主張について「その時々の織田さんの心理状態などに左右されるおそれがあり、違法なハラスメント行為に当たると直ちに認められない」として退け、「濱田コーチがハラスメント行為を行う人物であるかのような印象を抱かせ社会的評価を低下させた」として、織田さんに220万円を支払うよう命じました。
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