公立中学校の部活動を地域の指導者に委ねる「地域移行」。
山梨県内では2021年から2校がモデル校となり、取り組みが始まっています。生徒からは好意的な声が挙がる一方、課題も山積みです。
【写真で見る 部活動の地域移行 好意的な声の一方、課題が山積み】
2月18日の土曜日。
練習に励むのは、南アルプス市の八田中学校の女子ソフトテニス部です。
八田中は部活動の地域移行のモデル校に指定され、3つの部活で2022年度から試験的な移行を始めています。
地域指導員 浅野茂さん:
おっかないけど取りにいくんだよ。2歩で行けるのがこの辺だから、ネットの真上にラケットがくるイメージ。
指導するのは顧問の教員、ではなく地域の指導者です。
地域指導員 浅野茂さん:元々は教員(記者:今は?)会社員です。
浅野茂さんは元中学校の教員で、ソフトテニスの指導歴は21年です。
地域指導員 浅野茂さん:
少しでも自分が(練習で)やったことが試合で出せるように。試合のこの場面でこう考えながら、ってことを織り交ぜながら練習をしていっている。
部活動は専門ではない教員が指導する場合がありますが、経験豊富な人からの指導に、生徒たちは充実感を感じているようです。
女子ソフトテニス部の生徒たち:
「専門的なことを教えてもらったり詳しいアドバイスがもらえるのでとてもいい」
「分かりやすく教えてくれる。打ち方が間違ってたりしたら教えてくれる。ボレーが上手になった」














