山梨県内唯一の百貨店=岡島は、甲府市の商業ビルココリに移転し、3月3日オープンを迎えます。

2日は関係者などを招いて 新たな店内をお披露目した他、門出を祝う特別なイベントも開催されました。

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武藤裕美記者:
1階・服飾雑貨のフロアは照明にダウンライトを活用し、商品がより魅力的に見える工夫を凝らしている。

岡島が営業するのは、ココリの地下1階から地上2階までの3フロアで、地下は県内初出店のベーカリーや洋菓子店に、プロの目利きが光る新鮮な肉や魚がずらりと並びます。

地上2階には催事場が設けられ、3日から始まる全国のグルメを集めた物産展の準備が進んでいました。

新たな装いとなった店内に、市や経済界のトップも期待を寄せています。

樋口雄一 甲府市長:
これからも新しい形で私たち行政もしっかりと応援しながら一緒にやっていきたい。

甲府商工会議所 進藤中 会頭:
地元のお客様に必要なショップを全部集約して新しい形でスタートを切ってくれたのは、我々経済界、消費者にとってもありがたい話。

甲府商店街連盟 長坂善雄会長:
核店舗(岡島)があってモール(商店街)があるんですけど、そこをぐるぐる回ってもらうのが一番良い形なのでお客さんが歩いて街を散策してくれるのではないかと思っている。

また、2日は雨宮潔社長が挨拶に立ち、甲府市の賑わいづくりに向けた決意を語りました。

岡島 雨宮潔社長:
おかげさまで岡島はここ、ココリで新たなスタートを切らせていただく運びとなりました。皆さまと一緒に甲府に対する愛情を街づくりに反映して参る所存でございます。
ハードがきれいなものを作ることができても、それを維持管理しさらに発展させるには、お客さまとのコミュニケーションしかありませんから、ここからどう発展させるか、それしかないと思っています。

さらにこの日を記念する特別なイベントも!

埼玉県から甲府市に移住した新婚カップルの結婚式です。

「出発」を意味するデパーチャーと「デパート」をかけたこの「デパ婚」には、山梨ウエディング協議会や県内企業などが協賛し、街ぐるみで岡島と夫婦の門出を祝いました。

デパ婚を挙げた新郎:
山梨の知らないところや魅力がたくさんあるんだなというところをたくさん気づかせていただいた機会でした。
新婦:
甲府のあたたかさを身をもって体感しました。すごく幸せな時間でした。

岡島のオープンは3日午前10時で、甲府市中心街の商店や飲食店と連動した買い回りイベントも実施します。