通信大手のNTTとKDDIが、次世代の光通信技術の開発で提携することが分かりました。携帯電話の次世代規格「6G」で世界標準を目指します。

情報通信の分野では、通信機器やサーバーなどで増え続ける電力消費が大きな課題となっています。

NTTは「IOWN」と呼ばれる光技術を使った次世代の通信基盤の開発を進めていて、▼データ通信の容量をこれまでの125倍に、▼電力消費をこれまでの100分の1にすることを目指しています。

関係者によりますと、NTTとKDDIは今後、この「IOWN」の技術をベースにエネルギー効率の高い通信インフラを共同で開発するということです。

両社は携帯電話事業では競争関係にありますが、携帯電話の次世代規格「6G」で世界標準を目指したい考えです。