山口県防府市の誠英高校で1日、「生徒が呼吸苦を訴えている」と消防に通報があり、生徒・教員合わせて30人が病院に運ばれました。

消防によると午後3時50分ごろ、学校から「7~8人が、呼吸が苦しいと訴えている」と通報がありました。

学校によりますと当時は放課後で、3階と4階の教室で自主学習をしていた一部の生徒が、のどの痛みや胸の違和感を訴えました。教員を含めその場にいた30人が病院に運ばれましたが、全員軽症か、症状がないということです。

学校は安全確認のため、3月2日を休校とすることを決めました。3日は卒業式を予定しています。

誠英高校の藤井博明校長は「お騒がせする状況が発生し、申し訳ないと思う。生徒が生活する空間は、とにかく安全第一でないといけない。このような健康被害が発生するようなことには、しっかり対応していかないといけない」と話しました。

警察によると、現場でガスや危険物は確認されなかったということで、原因を調べています。