由布院の街に響きわたる心地よいひづめの音。大分県由布市湯布院町で春の観光シーズンの訪れを告げる辻馬車開きがありました。

湯布院観光の名物「辻馬車」は1月、2月の休みを挟んで毎年3月から運行を開始しています。関係者が出席して運行の安全を祈願したあと、招待された地元の園児およそ60人が乗車を体験。園児たちはゆっくりと揺られながら温泉街をめぐる辻馬車を楽しみました。

(園児)「馬に乗ってすごい走ってて楽しかった」「初めて乗って馬が走るのを見て楽しかった」

辻馬車開きにあわせて1日、「森開き」も開催されました。JR由布院駅では2月から植栽の整備が進められ、完成を記念して園児がコナラの木やツワブキの苗などをスコップを使って丁寧に植えていきました。

(園児)「楽しかった」「木が大きくなるとうれしいです」

去年秋ごろから徐々に外国人観光客が回復し、コロナ禍前のにぎわいを取り戻しつつある湯布院。観光関係者の期待も乗せた辻馬車は12月末まで運行されます。