旅立ちの春の話題。3月1日に山梨県内のすべての公立高校で卒業式が行われました。

4年ぶりにマスクを外すことが可能となり、一部の生徒がマスクをつけずに式に臨みました。

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3年生242人が卒業を迎えた甲府城西高校。

国の方針に従って生徒や教員は式を通してマスクを外してよいとした上で、外すかどうかは個人の判断に委ねました。

会場ではほとんどの生徒がマスクをつけていましたが、2割ほどの生徒はマスクをつけずに式に臨んでいました。

なおマスクを着用するなど一定の対策をしての実施を求められている校歌斉唱について、高校は着用を徹底するのが難しいとして歌わない対応をとりました。

そして式では、卒業生を代表して堀内七海さんが新型コロナウイルスの感染拡大で休校から始まった3年間の高校生活を振り返りました。

卒業生代表 堀内七海さん:
机を輪にして顔を合わせながら昼食をする楽しい時間を私たちは一度も味わっていません。本当は叶うことが当たり前の日常を過ごしてみたかった。(しかし)私たちは決してかわいそうな高校生ではありません。新しい日常の楽しみ方を自分たちで見つけることができたのです。

拍手で送り出す教職員:「おめでとう」

卒業生たち:
「(マスク)外した。最後はちゃんと顔見せて胸張って卒業しようって思った」
「(マスク)外した。ずっとマスクしてきたので恥ずかしさもあったけど、みんなの表情が見られてうれしかった」
「女子はだいたい外してなかった」
「つけてました。1年生の頃からマスクをつけてるので外すのも恥ずかしいって思いがある」

コロナ禍で制限のある中での高校生活でしたが、卒業生たちは笑顔で巣立ちました。