林外務大臣は、あさってにインドで開催予定の日本、アメリカ、オーストラリア、インドの4か国の枠組み=「QUAD」の外相会合に出席することになりました。

林外務大臣は、あすにインドで行われるG20外相会合は参議院・予算委員会を優先するため欠席を決めましたが、あさってのクアッド外相会合には出席する方向で最終調整していました。

こうした中、国会では先ほど、自民党と立憲民主党の参議院・国対委員長会談が行われ、あさって開かれる予算委員会で林大臣の出席を求めないことで合意しました。これにより、林大臣のインド訪問が実現することになります。

会談後、自民党の野上参院国対委員長は報道陣に対し、「クアッドの重要性を鑑みて、そのような合意に至った」と説明しました。

林大臣のG20外相会合欠席をめぐっては、政府側が「国会は副大臣の出席でも良いのではないか」と主張する一方、立憲民主党の安住国対委員長は「行くなとは言っていない。外務省が責任転嫁するのはおかしい。私も自民党も1か月前から危ないよ危ないよと、アラートを発していた」と述べていました。