毎年この時期に、くしゃみや目のかゆみなどで悩まされる人は多いのではないでしょうか。花粉症についてお伝えします。まさにこれからがピーク…どのような対策が必要なのでしょうか。

スギ花粉はすでに…ヒノキ花粉は?

花粉の傾向について、日本気象協会の小原由美子気象予報士に聞きました。スギ花粉はすでに飛び始めていて、四国でのピークは3月上旬から中旬にかけてと予想されています。またスギ花粉の次、ヒノキ花粉は飛び始めが3月中旬で、ピークは3月下旬から4月上旬にかけてと予想されています。

特に注目してほしいのが、予想される『花粉の量』です。スギとヒノキ、両方の飛散量は四国地方では、例年より少し多い予想ですが、2022年と比べると『2.9倍』となっているんです。

四国以外でも、関東や近畿、九州などで、2022年より『非常に多い』予想となっています。

2022年より多い理由の一つが『花芽が多く作られたから』。花芽とはその名の通り、「花の芽」。花粉はここから飛散します。なので、花芽が多いと、その分、花粉も多くなります。花芽が多くなる条件は、夏に・気温が高い・降水量が少ない・日照時間が長いこと。2022年の夏の高知県内は気温が高く、降水量は少なく、日照時間が平年並みと、花芽を多くなる条件を満たしていました。

全国的にも飛散量が多いといわれている、2023年の花粉シーズン。ピークを前に、花粉症対策の商品を取り扱う店舗はどのような対応をしているのか取材しました。