いわゆる「宗教2世」の問題をめぐり、キリスト教系の宗教団体「エホバの証人」に特化した新たな支援団体が設立されました。

設立されたのは「エホバの証人問題支援弁護団」で、弁護士や医師らおよそ15人が参加しました。

弁護団がインターネットを通じてアンケート調査を行ったところ、教団が“ムチ”と呼ばれる子どもへの暴力的な指導を行っているとされる回答が、これまでに全国からあわせて77件寄せられたということです。

エホバの証人問題支援弁護団 田中広太郎弁護士
「実の親から10年とかにわたってそのような苛烈な暴力を受け続けて、それには精神的打撃がものすごく伴う。現在進行形の問題であるというふうに私達としては捉えております」

弁護団は子どもに輸血を受けさせない事例なども報告されているとしていますが、こうした訴えに対し、教団側は「歪んだ報告や誤った結論が出されていることに心を痛めています」などとしています。