国土交通省が北九州空港の滑走路を3000メートルに延伸する事業の着手に向けた手続きを始めることが分かりました。大型貨物機による長距離運航が可能となり空港の機能強化が期待されます。

◆2500→3000メートルの滑走路に

2006年に開港した北九州空港は九州で唯一の24時間空港として運用されています。関係者によりますと、国土交通省は現在2500メートルの滑走路を3000メートルに延伸する事業の着手に向けた手続きを始めるということです。


◆大型貨物機で北米や欧州とも連絡

事業費は約130億円、事業期間は2023年度から2027年度です。来年度の予算が成立した後、実施計画が承認される見通しで、28日に発表される予定です。滑走路の延伸で北米やヨーロッパなど大型貨物機による長距離運航が可能となり、九州・西中国の物流拠点としての北九州空港の機能が強化されることが期待されています。