長野県信濃町の野尻湖周辺で、60年前から行われてきた発掘調査。
町内の博物館では、ナウマンゾウの化石を展示していますが、実際に訪れなくてもパソコンなどで細部まで見ることができます。その技術を活用した授業が、町内の小中学校で行われました。

信濃町の信濃小中学校で行われた特別授業には、中学1年生にあたる7年生およそ60人が出席。

現在理科で学んでいる地層や化石を、地域と関連づけて学習しようと、野尻湖ナウマンゾウ博物館の近藤洋一(こんどう・よういち)館長を講師に招きました。

生徒たちは、タブレットに映し出されたナウマンゾウの化石を観察。
化石の3D画像を、指で回転させたり拡大したりして、博物館では見られない化石の内部や細かい部分まで詳しく観察することができます。