長野県松本市の商業施設「松本パルコ」が、2025年2月末で営業を終了することがわかりました。

松本パルコを運営するパルコは、2年後の2025年2月末をもって閉店することを、発表しました。

2月24日の取締役会で決定したということです。

閉店理由に、時代に伴う商業圏の縮小や競合店の進出、買い物スタイルの変化などをあげ、コロナ禍による集客悪化も影響したとしています。

松本パルコがオープンしたのは、39年前の1984年8月。

時代を牽引するファッションビルとして、若者を中心に注目を集めました。

1996年には、売り場を増床しリニューアルオープンすると、この年の売り上げはおよそ95億円とピークに。

松本市のみならず、県内のファッションの中心地として、多くの買い物客が訪れました。

しかし近年の売り上げは減少傾向で、コロナ前の2019年にはおよそ52億円と
ピーク時の6割以下に低迷。

コロナ禍の影響を受けた過去2年間はいずれも40億円以下に落ち込み、昨年度は39億8600万円と、全国18店のパルコの中でも最も売り上げが少なかったということです。