2023年1月、青森市でタクシー運転手の男性を殴ってけがをさせたとして、傷害の疑いで男が逮捕されました。タクシーのドライブレコーダーには当時の状況や被害にあったタクシー運転手と警察がやりとりする様子が録画されていましたが、事件への対応を巡って募った不信感。タクシー運転手は体調を崩して現在も休職していて、被害者側は再発防止を強く望んでいます。

<タクシー内での暴行場面>
※乗客「なにが『あ~』や」

車内で男から殴られる運転手 ドライブレコーダーの映像

運転席に座る運転手の男性が男から一方的に殴るなどの暴行を受けています。1月16日午前0時過ぎ、青森市内でタクシーを利用した男が目的地に着いた時、トラブルが起きました。

<運転手と乗客のやりとり>
※運転手「お客さん金持ってなかったのか?」
 ※乗客「だから今家から持ってくるってしゃべってるだろ。ぶったくぞ何歳や?」

無賃乗車ではないかとの指摘に酒に酔っていた男は声を荒げて運転手の男性に暴行しました。

<暴行を受ける運転手と乗客のやりとり>
※運転手「○○応援…」
 ※乗客「何やこら」
 ※乗客(クラクションを鳴らすと…)「どこに行くんだ?ぷーぷー鳴らして何なんだ?」

男性は顔や腹部などに7日程度のけがをしたほか、車の一部が破損しました。

※タクシー運転手の会社の代表は
「暴行事件や器物損壊はテレビでも放映されているけど、それと比べてもひどい状況」

通報を受けて青森警察署の警察官が現場に訪れ、けがをした男性に状況を聴くなどの対応に当たりました。その時の一連のやりとりも録画されています。