岡山県教育委員会は、倉敷市にある「鴻八幡宮(こうはちまんぐう)」の「木造獅子(もくぞうしし)」など、来月上旬に県指定となる重要文化財や史跡など4件を発表しました。
新たに岡山県重要文化財に指定されるのは、倉敷市の「鴻八幡宮」が所蔵する一対の「木造獅子」で、鎌倉後期から南北朝初期に作られたとみられる貴重な日本彫刻です。
また倉敷市真備地区の西山遺跡から出土した「特殊器台(とくしゅきだい)」は、弥生時代に有力者の棺として使われていたとみられています。
県の史跡には、弥生時代の墳丘墓である倉敷市の黒宮大塚墳墓群(くろみやおおつかふんぼぐん)が指定されます。
さらに、18世紀半ばから新見市哲多町に伝わり、7年ごとに行われている矢戸(やと)の蛇神楽(へびかぐら)が、県の重要無形民俗文化財に指定されるということです。