立憲民主党は23日、永田町の「三宅坂ビル」に構える党本部に党の看板を設置しました。これは、当時の枝野代表が2017年にいわゆる「旧立憲民主党」を結党して以来、初めてです。

「三宅坂ビル」は政権交代を実現した民主党が党本部として使用し、民主党解党後は、民進党が引き継いでいました。その後、いわゆる「希望の党騒動」で民主党系は分裂し、ビルの"主"は法的に党を後継した旧国民民主党となりました。

その旧国民民主党は旧立憲民主党と2020年に合流。新立憲民主党を結党しましたが、新党は旧立憲民主党が党本部として使用していた手狭な「ふじビル」をそのまま党本部とし、事実上、党本部の機能を担うことになった「三宅坂ビル」を党本部の「別館」という扱いにしていました。

一方、「党本部宛て」として「ふじビル」に届いた郵便物を「三宅坂ビル」にわざわざ移動させるなど、業務上、支障が生じていたことから、立憲民主党は去年12月に党本部の所在地を「三宅坂ビル」に変更していました。