2月21日、浜松市の遠州浜海岸で見つかった謎の物体。2月23日に撤去されることが決まりましたが、この正体はいったい何なのか、さまざまな憶測が飛び交う中、海の専門家に聞きました。
浜松市西区の遠州浜海岸に流れ着いた謎の物体。直径およそ1.5メートル、鉄球のような不審物でした。
<野田栞里記者>
「謎の鉄球は完全な球体ではなく、何かのマークか、浮き出た部分もあります」
21日、通報を受けて、現場周辺は一時、立ち入りが制限されましたが、警察が調べた結果、中身は空洞で爆発の恐れはないと確認されました。騒ぎから一夜明け、海岸にはこの漂着物を一目見ようと訪れる人の姿がありました。
<近くに住む人>
「思ったより大きい。どんなものかわからないのが心配だし、早めに撤去して解明されたらなと思う」
この物体はいったい何なのか、海の専門家に聞きました。
<東海大学海洋学部 山田吉彦教授>
「おそらく、沖合魚礁を設置するための『ブイ』だと考える。この形のものというのは、実際に鹿児島以南の洋上で一般的に『パヤオ』と呼ばれるものを設置するときに使う」
山田教授によりますと、これは魚礁に使う「ブイ」だというのです。この魚礁は「パヤオ」と呼ばれ、魚が流木に集まる習性を生かし、ブイの下にロープなどを取り付けて魚をおびき寄せる仕組みです。
この「パヤオ」は国内では沖縄県内などで使われていて、形は違いますが、ブイも付いています。では、このブイ、なぜ、浜松まで流れ着いたのでしょうか。
<東海大学海洋学部 山田吉彦教授>
「日曜日に吹いた春一番の嵐のような風によって、この浜辺に打ち上げられたと考えられます」
Q.ブイが漂流することでの問題は?
「球形をしていますので、ある程度の大きさの船であれば、ぶつかっても影響は少ないが、小型の漁船などこれだけの大きさのブイにぶつかると衝撃があり、被害を被ることも考えられる」
一方、静岡県浜松土木事務所では、海洋調査などに使われる海外製のブイとみています。
気になるこの漂着物の扱いですが、静岡県は23日午前9時から、重機で使って、撤去するということです。
注目の記事
【講演全文・前編】3・11当時の気仙沼警察署長が「決断と後悔」語る【東日本大震災15年】

「検診の痛みは、治療の100分の1」私が子宮頸がんで失った、腎臓と、自由と、子どもとの時間 放送作家・たむらようこさん

「汗くらいで」と言わないで…日本人の10人に1人、大量の汗が止まらない多汗症の悩み【報道特集】

南極の氷が「最大42キロ」後退 失われた面積は「東京、神奈川、千葉、埼玉に匹敵」30年間の衛星データで判明 将来の海面上昇に警鐘

長髪の熊本県職員パパが「髪のドナー」になった日 きっかけは亡き義母を支えた“日常”

ホームから転落した妊婦… 救ったのは高校生 「ためらいなかった」 電車到着5分前の“救出劇” SNSを通じて奇跡の再会









