3月9日に開幕するWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)に出場する侍ジャパンの山本由伸投手(24)に、「侍ジャパン公認サポートキャプテン」の中居正広さん(50)がインタビューを行った。山本投手は昨季、史上初となる2年連続の投手4冠の偉業を達成し、パ・リーグMVPを受賞。WBCでも先発候補として期待される。
中居正広さん:
さあ、山本投手!今、体調はいかがでしょうか?
山本由伸投手:
すごくいい感じで、順調に調子も上がりつつ、充実の日々を過ごしました。
中居さん:
順調ですか?
山本投手:
多分、順調です(笑)。
中居さん:
いつもの4月よりも3月(のWBCに合わせる)ということで、早目の調整になるのではと言われてますけれども、何か難しい点とかはなかったですか?
山本投手:
自主トレからちょっとペースを上げながらだったんですけど、急ぎ過ぎることなくやろうと心掛けながらしっかり練習しました。
中居さん:
ペースを上げるというのは、どういうことですか?
山本投手:
傾斜で投げたり、キャッチャーに座ってもらってピッチングしたり。いつも2月に入ってからやってたんですけど、1月に入ったぐらいから徐々にやり始めて、っていう感じですね。
「意識しすぎても良くないかな」
中居さん:
WBC球はいかがですか?
山本投手:
だいぶ慣れてきて、でもやっぱり試合で投げたら、また違う感覚だったんです。
中居さん:
実戦の時に?やっぱりブルペンとはちょっと違う?
山本投手:
そうですね。ボールが入れ替わったら、また滑る感覚があったんで、その辺りはアドバイスをいただきながらやりたいなと思ってます。
中居さん:
そのアドバイスって何ですか?これに対応できるようなアドバイスって?
山本投手:
何なんでしょうね(笑)。何かあるかなと思って。
中居さん:
一球一球、審判の返ってくる球にちょっと差があるみたいなことですか?それは難しいですよね?
山本投手:
そうですね、はい。難しいですね。
中居さん:
日本のボールはやっぱりそんなに差がないと言われてますから。一回、一回、変わってくると、時間はどんどん流れていくわけですから。
山本投手:
そうですね、何とかしたいですね。
中居さん:
やっぱりちょっと滑る?感覚のズレでいうと、真っすぐよりも変化球の方ですか?
山本投手:
そうですね、多少滑る感覚はありますね。フォークが多少、抜けやすいかなっていうイメージはありますけど、でも本当にだいぶ慣れてきて、もう少しっていう感じです。
中居さん:
あまり意識し過ぎちゃうのも良くないのかな?ストレスになっちゃうっていうか。
山本投手:
意識しすぎても良くないかなと思いますね。
中居さん:
僕なんか全然素人ですけど、山本投手は今年から、フォームを見ている限りではフルモデルチェンジではないかと。でも本人はマイナーチェンジ、ちょっとした修正に過ぎないということもおっしゃってましたけれども。
山本投手:
本当に基本的な部分は変わらないんで、アップデートした感じですかね。
中居さん:
あのフォームですと僕なんかが見てしまうと、「あれ、右足にしっかり体重が乗らないんじゃないかな」とか、「力が球に伝わらないんじゃないかな」という感覚なんですけど、
どうでしょう?
山本投手:
あの中で軸足にもしっかり乗らないと、やっぱり軸足に乗るっていうのは絶対だと思うんで。そこは意識しつつ、しっかり投げ急がないように良い間を、投げる間を持てるようなフォームで心掛けてやってますね。
中居さん:
まだって言っていいんですかね、進化なんですね?
山本投手:
そうですね、やっぱり納得いかない部分もたくさんあるので、そういったところをアドバイスをいただきながら試行錯誤ですね。