世界を制した名将が岩手で手腕を振るいます。岩手県の花巻東高校のソフトボール部監督に、元日本代表監督の齋藤春香さんが就任することが決まり、22日、会見で意気込みを語りました。

(花巻東高校ソフトボール部 齋藤春香 新監督)
「花巻東高校に4月からお世話になることとなりました、齋藤でございます」

 22日、花巻市の花巻東高校で行われた会見には、4月に花巻東高校ソフトボール部の監督に就任する齋藤春香さんのほか、小田島順造校長や、スポーツ部強化推進アドバイザーの柱谷哲二さんが出席しました。
 齋藤さんは青森県弘前市出身の52歳です。選手時代はアトランタ、シドニー、アテネと3大会連続でオリンピックに出場し、チームの主砲として活躍しました。
 2006年には日本代表監督に就任し、2008年の北京オリンピックでは金メダル獲得に導きました。
 花巻東高校ソフトボール部は2018年のインターハイでベスト8に輝くなど、全国でも好成績を残しています。また現在「ビックカメラ女子ソフトボール高崎」に所属する工藤環奈選手など、日本代表の選手も輩出しています。
 齋藤さんは今回、硬式野球部の佐々木洋監督など、学校からの熱い思いに共感して、監督就任を決意しました。

(花巻東高校ソフトボール部 齋藤春香 新監督)
「常に上を目指したいです。今いるメンバーでできる範囲、上を目指してですね、期待を持って選手の皆さんを信じて信頼して取り組んでいきたい」

 専任で高校生の指導をするのは初めてですが、世界を制した名将の手腕に期待がかかります。