国会では参院本会議が開かれ、当選後、一度も国会に出席していないNHK党のガーシー議員に対し、「議場での陳謝」の懲罰処分を正式に決めました。

参院本会議では、ガーシー議員に対する「議場での陳謝」の懲罰処分が賛成多数で決定しました。これは4段階ある処分のうち3番目の重さで、欠席を理由とする懲罰処分は初めてです。

この後、尾辻参院議長はガーシー議員に対し、次回の本会議に出席するよう命じる文書を通知しました。

NHK党 立花孝志 党首
「ガーシーは国会で何かに迷惑をかけたわけではありません。ただ来ていないだけです」

一方、NHK党の関係者によりますと、現在、アラブ首長国連邦のドバイに滞在しているガーシー議員は、帰国して処分に応じることも検討していますが、「不当に逮捕される恐れがある」として帰国しない可能性もあるということです。

ガーシー議員が処分に応じなかった場合、再び懲罰処分が検討され、来月上旬にも「除名」となる見通しです。