みずほ信託銀行富山支店の50代の元女性社員が13人の客に対し虚偽の説明を行い、現金およそ6000万円を着服していたことが分かりました。着服した金は、家財道具や時計の購入などにあてていたということです。
記者:「みずほ信託銀行富山支店です。かつてここで働いていた女性社員が高齢者13人から合わせて6000万円を着服していたとうことです」
みずほ信託銀行によりますと、着服していたのは、富山支店に勤務していた50代の元女性社員です。

女性は2015年3月から、富山支店の客のうち70代以上の高齢者13人に対して虚偽の説明を行い現金を渡す際に一部を着服していたということです。

被害総額はおよそ6000万円にのぼります。客から「預かっている通帳が返ってきていない」という相談を受け、銀行が調べた結果、着服が発覚しました。

女性は着服した金を、家財道具や時計のほか生活費にあてていたということです。

銀行の利用者:
「非常に憤りを感じますね。どういうふうな管理だったのか、どんな状態だったのか驚きです」

利用者:
「金融機関として信用問題になると思うので、その辺は金融機関としてはあってはならない」
利用者:
「預けている側としては嫌な気持ちですね」
利用者:
「そういうことがあるとほかの銀行に預けようかと思う」

女性は2008年2月から今月までの15年間、富山支店に勤務していて、みずほ信託銀行は2月17日付けで女性を懲戒解雇にしています。

銀行は事実関係の確認と被害金額の補償に向けた手続きを進めるとともに、富山県警に被害の相談をし、被害届を出すかどうか検討しています。















