広島市議会で、議員が長期欠席した場合に、議員報酬やボーナスを減額する条例案が、開会中の市議会 2月定例会に提案されることになりました。

広島市議会では、児玉光禎 議員が、おととし12月から体調不良を理由に市議会を欠席しています。児玉議員には、おととし12月からこれまでに議員報酬とボーナスの総額1927万2600円が支払われています。

児玉市議は、2019年の参院選をめぐり、河井克行 元法務大臣から現金30万円を受け取ったとされ、捜査を受けましたが、不起訴となりました。

検察審査会は、「起訴相当」と議決しましたが、再捜査の結果、検察は病気を理由に「起訴には至らない」と判断しています。

21日の市議会の会議では、長期欠席が1年を経過した日の翌月から議員報酬を30パーセント減額。

また、ボーナスも基準日の時点で議員報酬が減額されている場合、同様に30パーセント減額する条例案が示されました。条例案には参加した全ての会派が賛成しました。

広島市議会 議会改革推進会議 代表 山路英男 議員
「市民のみなさんの関心の高い議題だから、なんとか今まで無かったものが、0から1に少しでも進んだことはたいへんうれしく思う」

条例案は、来月14日の市議会定例会 最終日に議員提案され、採決が行われる見通しです。