海上自衛隊は27日から広島湾でアメリカ海軍と共同訓練を行うと発表しました。広島湾での海上自衛隊とアメリカ軍の共同訓練は初めてです。

発表によりますと、この訓練は海上自衛隊の戦術技量とアメリカ海軍の相互運用性を向上させるために行われます。2月27日から3月12日まで、広島湾や九州西方から沖縄周辺の海上や空域で行います。

海上自衛隊からは輸送艦「おおすみ」や掃海艇「ひらしま」、「やくしま」など。アメリカ海軍からは強襲揚陸艦「アメリカ」、ドック型揚陸艦「アシュランド」ドック型輸送揚陸艦「グリーン・ベイ」などが参加します。広島湾では「おおすみ」と「グリーン・ベイ」のエア・クッション型揚陸艇が訓練を行う予定です。参加人数は日本とアメリカそれぞれおよそ200人ずつとしています。

現在、陸上自衛隊とアメリカ軍が九州・沖縄で合同訓練「アイアン・フィスト23」を行っていて、今回の訓練は、この機会を活用したものだとしています。

広島湾での海上自衛隊とアメリカ軍との訓練は初めてです。岩国基地には今月15日から19日までグリーン・ベイが入港していましたが、訓練に参加する艦船の今後の寄港予定については運用上の理由で答えられないとしています。