◆物流の人手不足に対応、JR九州社長「本番移行したい」
JR九州は21日、鹿児島県と高速輸送に取り組む連携協定を結びました。初ガツオの「地元」である鹿児島県の知事は、福岡に届いたばかりのカツオに舌鼓を打ちます。

鹿児島県・塩田康一知事「鹿児島で食べるのと同じ味」
JR九州・古宮洋二社長「とれたての味です。新鮮というか身に生きている力を感じます。物流事業者の不足に対応できる大変いい取り組みではないか。実証実験を本番に移行する取り組みをしていきたい」

JR九州は、積み下ろしにかかる時間を計ったり、消費者のニーズを調査したりして、本格的な運用を目指します。
◆広がる新幹線の「貨客混載」宅配便やカニの輸送例も

乗客だけだった新幹線に「貨物」も載せ、空いたスペースを有効利用する試みは、これが初めてではない。JR旅客各社は、新鮮な果物や魚介類を新幹線で運ぶ「貨客混載」に乗り出している。このうちJR九州は、2020年に▽鹿児島でとれた野菜を福岡で即売するマルシェ、2021年には▽佐川急便の宅配便を運搬、JR西日本と共同で▽鳥取県のズワイガニを鹿児島まで即日輸送するなどしている。














