国会に一度も出席していないNHK党のガーシー議員への処分について、参議院の懲罰委員会は全会一致で「議場での陳謝」とすることを決めました。

自民党 牧野京夫参院議員
「これまでの行為は参議院の権威を失墜し、国民からの信頼を損ねかねないものであります」

けさ開かれた参院・懲罰委員会では、ガーシー議員に対する処分の内容が検討されました。

NHK党の浜田参院議員は、ガーシー議員による弁明書を代読。このなかで、ガーシー議員は自身が刑事告訴されているとし、「不当な拘束を受ける可能性があるので帰国登院をしない」と弁明しました。

一方、他党からは「弁明は欠席する正当な理由とは認められない」という声が相次ぎ、4段階ある処分のうち3番目に重い「議場での陳謝」の処分とすることを全会一致で決めました。処分は、あす開かれる予定の参院本会議で正式に決定する見込みです。

Q.ガーシー議員が議場での陳謝に応じる可能性はあるか

NHK党 浜田聡参院議員
「ないです」

NHK党は、ガーシー議員が議場で「陳謝」する可能性はないと明言していて、「除名」も視野にさらなる処分が検討される見通しです。