11票差の激戦となった2021年の山梨県道志村の村長選挙で、嘘の転入届を出し不正に投票を行ったなどとして村長の親族らあわせて6人が書類送検されました。

公職選挙法違反などの疑いで書類送検されたのは道志村の長田富也村長の親族4人と支援者2人です。

捜査関係者によりますと、このうち2人は2021年7月に行われた道志村長選で自分の親族に虚偽の転入届の提出と投票を依頼し、ほかの4人は富士吉田市や都留市、東京都内に住んでいたにもかかわらず虚偽の転入届を提出して不正に投票した疑いがもたれています。

4人は、2021年3月に道志村の空き家と民家に住所を移したものの、交通系ICカードの利用履歴などから選挙の日には居住実態のないことが判明し、不正に転入していたとみられています。

6人はいずれも容疑を認め、調べに対し「長田村長を応援しようと思った」などと話しているということです。

なお長田村長は取材に対し「私自身が指示などしていない」とコメントしています。














