仙台医療圏の4つの病院を2つの拠点に再編・移転する県の構想で、20日、仙台赤十字病院と東北労災病院の経営母体と宮城県が来年度中の合意に向け協議を継続していくことを確認する文書を取り交わしました。

村井知事:
「このたび、各設置者と新病院整備の方向性に係る協議事項について、確認書を取り交わしましたのでお知らせします」


この構想は、仙台赤十字病院と県立がんセンターを統合して名取市に。東北労災病院と県立精神医療センターを併設して富谷市に移転するというものです。

村井知事は先ほど午前11時半から開かれている定例記者会見で、20日午前に仙台赤十字病院、東北労災病院の経営母体とそれぞれ、確認書を取り交わしたことを明らかにしました。

確認書は来年度中に具体的な診療規模や診療科など新病院整備の方向性について合意を目指すというものです。この構想を巡る関係機関との協議は当初の想定より遅れ、県は今年度中に新病院の具体像を示すことを断念しました。