アメリカのバイデン大統領が、開催の意向を示していた米中の電話会談に関して、アメリカ政府高官は具体的な予定はないと明らかにしました。

アメリカ軍は今月4日に撃墜した中国の気球の残骸の回収が、16日に完了したと発表しました。

回収されたものはFBI=連邦捜査局の施設に運ばれ、分析が行われているということです。

一方、一連の気球問題をめぐり、アメリカのバイデン大統領は中国の習近平国家主席と電話会談をする意向を示していましたが、17日、アメリカ政府高官は現時点で会談の予定がないことを明らかにしました。

アメリカ側から会談の要請は行っていないということですが、前提条件なしで適切な時に行いたいとしています。

こうした中、17日開幕したミュンヘン安全保障会議に米中の外交トップが出席する予定で、今後、会談が行われるかどうか注目されています。