空き巣狙いや誘拐、連れ去りなど、犯罪を減らす方法を考えます。
犯罪の起きやすい危険な場所を地域の防犯ボランティアらが確認する体験型の講座が16日、石川県庁で開かれました。
講座では、北陸大学で地域防犯を専門とする山本啓一教授が、犯罪の減少につなげるため、発生しやすい場所を減らしていくことの重要性を説明し、どのような場所が危険か紹介しました。
山本教授「男子トイレと女子トイレが極めて近い所にあるトイレは、すごく危険」
山本教授は、どこからでも入りやすく、逃げやすいことに加え、かつ見えにくい場所が、犯罪を誘発しやすい「ホットスポット」だといいます。

参加した地域の防犯ボランティアらは、グーグルマップを使って、それぞれの地域の危険性を検証しました。

山本啓一教授「ランダムに通りを見ていくよりも、危険箇所を自分たちで見抜いて、重点的にパトロールしていく方が有効。その場所を何とかしようということに繋がって、場所の改善に繋がることも結構ある」
講座は、加賀地区や能登地区でも開かれ、石川県内全体で安心できる地域づくりを推進していきます。