山形県産の酒の輸出を増やそうと、県はきのうからイタリアのバイヤーを招き、酒蔵の視察や商談会を行っています。
山形県の日本酒は、2016年に国が認めた地域ブランド地理的表示GIに指定され、県は、県産酒を海外に売り込もうと、PRに力を入れています。
けさ(17日)、山形県寒河江市の酒蔵を訪れたのは日本酒の輸入などを行っているイタリアのバイヤー、ロレンツォさんです。
きのう(16日)県内入りし、酒蔵やワイナリーとの商談も行っています。
千代寿虎屋大沼寿洋社長「本当に(米の)中心部だけを抜き取っているようなイメージで」
報告・矢野秀樹「酒蔵では全国的にも珍しい袋吊り作業が行われている。イタリアのバイヤーの目に山形の日本酒はどう映るでしょうか」
手間暇かけて出来た、雫のようなお酒に舌鼓!
酒造担当者「山形県の雪女神を使っている」
イタリアのバイヤーロレンツォ・フェラボスキさん「雪女神使っているの!エレガンスすごい」
相性の良さそうなイタリア料理を聞いてみると?
イタリアのバイヤーロレンツォ・フェラボスキさん「夏らしい料理や(イタリア料理の)タルタルや南イタリアの生エビとかにあう」
ロレンツォさんは、2015年に県がミラノ万博に出展した際、運営を手伝ったことをきっかけに日本酒の輸入をはじめ、コロナ禍前には3度、来県しています。
ロレンツォさんの会社では、今年度の県産酒の取扱額が、過去最高の見通しだということです。
イタリアのバイヤーロレンツォ・フェラボスキさん「3年ぶり少し涙出そうだった。(山形に)もう一回来れるのをずっと楽しみにしていて、こっちに来て味見して前より美味しかったから持って帰ります。もっとがんばりたい」
イタリアのバイヤーの舌をうならせた県産の日本酒。輸出拡大に、弾みがつきそうです。