1月下旬の大雪でJR京都線内の駅間で列車が立ち往生し、乗客が車内や駅構内に長時間過ごすことを余儀なくされた問題で、2月17日にJR西日本は再発防止策などを盛り込んだ報告書を国土交通省近畿運輸局に提出しました。

 1月24日の夜、大雪の影響でJR京都線などで線路のポイントが機能しないなどとして、複数の列車が駅の間などで立ち往生しました。立ち往生した列車の中には最大で10時間以上車内に閉じ込められていた乗客がいたほか、体調不良を訴えて16人が救急搬送されたということです。

 1月25日に開いた会見でJR西日本はポイントが機能しなかった原因は降雪量を少なく想定し、雪を溶かす機械を動かさなかったことだと説明していました。

 また、1月26日には、長谷川社長がレールの雪を溶かす手法について「雪の多い湖西線などは電気の融雪機をつけているが、京都・山科はそれほど豪雪ではないとして、従来からある『カンテラ式の融雪機』に火をつけて溶かす手法を使っていたと話していました。

 1月26日に国土交通省近畿運輸局はJR西日本に対し、再発防止と原因を究明するよう指導していました。