大分県にある日出生台演習場で16日から始まった日米共同訓練。開始式が行われる中、訓練に対する抗議集会も開かれました。

日出生台演習場で行われた訓練の開始式には陸上自衛隊とアメリカ海兵隊の隊員およそ600人が参加しました。この中で海兵隊のマシュー・ダナー大佐が訓示し、共同訓練の重要性を強調しました。

(アメリカ海兵隊 マシュー・ダナー大佐)「この訓練は自衛隊との関係を継続し、国民の安全保障を守るためにも重要」

今回の日米共同訓練は離島の防衛を想定した水陸両用作戦が展開され、日出生台演習場では迫撃砲などの射撃訓練やオスプレイを使った上陸訓練が予定されています。

一方、演習場の外では抗議集会が開かれ、拡大傾向にある訓練や防衛費増額に進む日本の現状に懸念を示しました。

(日出生地区の住民・衛藤洋次さん)「世の中の人は平気で抑止力と言うが、抑止力という言葉が一番嫌い。平和を愛するなら平和的な解決方法があるはず」

日米共同訓練は17日から本格的な訓練が始まり、予備日を含め、2月28日まで行われます。