山口県は、去年10月に行われた安倍元総理の県民葬の費用が、想定を1000万円下回り、約5300万円となったことを明らかにしました。

安倍元総理の県民葬は去年10月、下関市の海峡メッセ下関で行われ、県内7か所に献花会場が設けられました。県は6300万円の予算を計上していましたが、最終的な費用は5329万4000円で、想定を約1000万円下回ったということです。会場の設営費や借り上げ費などが、想定を下回ったためとしています。

県民葬の費用は、県が半分の約2660万円、自民党県連と地方4団体がそれぞれ4分の1ずつの約1330万円を負担します。

県民葬をめぐっては、住民団体が公費の返還を求める住民訴訟の準備を進めています。