トヨタ自動車の名誉会長・豊田章一郎さんがきのう、97歳で亡くなりました。関係者からは哀悼の声があがっています。
トヨタ自動車 名誉会長 豊田章一郎氏(2002年)
「日本も欧米並みのマイカー時代というのが来て、日本人全体の生活水準が向上していった。その役に一部でも立てたのではないか」
きのう、97歳で亡くなったトヨタ自動車の名誉会長・豊田章一郎さん。きょう、卒業式が行われたトヨタ自動車が運営するトヨタ工業学園では、卒業生らが黙とうを捧げました。
トヨタ自動車の従業員
「トヨタの成長期にいろんな影響を与えて下さった方だと思うので残念」
「3回くらい会ったことがあるが、頑固一徹じゃないけどひとつ筋があっていい人」
豊田章一郎さんはトヨタの創業者である豊田喜一郎氏の長男で、1982年に製造部門と販売部門が合併して発足したトヨタ自動車の初代社長に就任。日米貿易摩擦の中で北米での現地生産を拡充するなど、海外進出を推し進めました。
また、1994年からは、財界トップである経団連会長を4年間務めました。
トヨタ自動車は後日、「お別れの会」を行うとしています。
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