21日に予定されているアメリカとイランの覚書に基づく協議に向け、アメリカのバンス副大統領はスイスに向けて出発しました。イランの代表団はすでにスイスに到着していますが、レバノン情勢をめぐり協議が進展するのか懸念も出ています。

アメリカ バンス副大統領
「核問題やレバノンでの停戦問題について前進できることを期待している」

バンス副大統領はイランとの協議が行われる予定のスイスへと出発しました。

アメリカとイランが交わした覚書では、最大60日間の交渉期限を設けて戦闘終結の最終合意を目指すとしており、イラン側からはガリバフ国会議長らの代表団がすでにスイス入りしています。

仲介国パキスタンは、協議が21日にスイス中部のビュルゲンシュトックで行われると発表していて、仲介のためカタールの代表団も協議に参加するということです。

こうした中、イランの軍事当局は20日、「ホルムズ海峡を封鎖する」とする声明を発表しました。

レバノンを含むすべての戦線で戦闘を終結させるとする覚書の条項にアメリカが違反しているためとしていて、イスラエルが停戦合意に違反しレバノン南部への攻撃を続け、撤退しないことへの対応だとしています。

一方、アメリカ中央軍は20日、「ホルムズ海峡における商船の航行は増加した」とSNSに投稿。「国際航路の安全な航行は維持されている。55隻の商船が通過し、1700万バレル以上の石油が世界の市場に輸送された」としています。