子どもたちのいじめについてのアンケート結果が公表されました。

金沢市教育委員会の定例会議が15日開かれ、相談をしない実態が改めて浮き彫りになりました。

アンケートは、金沢市が市立小中学校と高校に通うおよそ3万3500人を対象に去年10月に行いました。

「今いじめられている」と答えたのは、小学生で5.3%、中学生で0.9%でした。

いじめられたことがある人に「誰に相談したか」を尋ねると、最も多かったのが「家族」で、小学生で51.8%、中学生で43.1%を占め、「担任」と「友だち」が続いています。

金沢市教育委員会・長澤裕子委員「養護教諭やそれ以外の先生のところにも話をするというような数字が出てきている。誰でもいいから学校の先生に伝えられるという点では改善しているのかな」

一方で、「誰にも相談しない」と答えた割合は、小学生22.9%、中学生30.1%と高い水準でした。


金沢市では、学校への個別の働きかけなどを通して、相談する場をひとつでも多く提供できるよう取り組んでいきたいと話しています。