他国のミサイル基地などを破壊する反撃能力の保有に向けて、政府が大分市の「陸上自衛隊大分分屯地」に長距離ミサイルなどを保管する大型弾薬庫を新たに設置することがわかりました。

政府関係者によりますと、防衛省の新年度予算案に反撃能力を保有するスタンド・オフ・ミサイルなどの大型弾薬を安全に保管するため、火薬庫10棟程度を整備するおよそ58億円が計上されています。

このうち、大分市鴛野の「陸上自衛隊大分分屯地」には2棟の大型弾薬庫を新たに設置する計画で、周りの道路の整備と合わせておよそ45億円の予算が盛り込まています。

政府は新年度予算案で防衛費を過去最大に増額していて、同じ大型弾薬庫2棟を青森県内の自衛隊施設にも新設する予定です。