このところの電気代の高さに驚いている人も多いのではないでしょうか。総務省による金沢市の世帯平均での月別電気代の調査では、2月3月は2万円を超え1年の中で最も高くなっています。電気代を抑えるポイントを聞きました。
寒さが厳しいこの季節、どうしても暖房器具を使わざるを得ませんが電気代も気になるところです。街の人は「これまでと生活様式が全く変化ないが、電気代だけが高くなっている」「去年と比べてもだいぶ高くなっていると言っていた。節電対策はホットカーペットとエアコンだけどどっちかしか使わない」などと上がる電気代を懸念しています。これからでも遅くはない!日常生活で取り組める節電対策はないのか、電気のプロに聞きました。
大竹電機の中田一哉さんは今の季節一番電気代がかかるのがエアコンと指摘する一方で、節電方法を勘違いしている人が多くいると指摘します。「弱風にすると電気代削減できるというイメージが強いけど設定温度を今の時期だと20度前後に設定して自動運転が一番電気代削減につながる」(大竹電機中田一哉さん)さらに、冷蔵庫の使い方にも節電につながるポイントが…。中田さんは「冷蔵庫は物を詰めれば詰めるほど電気代が高くなるのでなるべくぎちぎちに入れないようにするのが冷蔵庫の節電になる」とアドバイスします。

一方、大竹電機では電気代の値上がりを受け個人や企業から太陽光発電システムについての問い合わせが例年の倍以上あるといいます。これまでは売電目的での購入が多かったそうですが自家消費を考えて設置する人が増えているということです。「電気代が高くなるということは太陽光をつけて自分の家で電気を作ってそれを使うというのが一番メリットになるので太陽光の相談が増えている」(大竹電機中田一哉さん)
寒さと電気代が気になるこの季節。家庭でもできる節電に取り組んで電気料金と向き合っていきたいところです。