13日までの3日間、石川県中能登町では立て続けに火事が発生しました。いずれも納屋や作業小屋などから火が出たということですが、住宅にとどまらず防火対策をと消防は呼びかけます。

中能登町武部・今月11日

今月11日、中能登町武部で作業小屋を全焼する火事があり、住宅や車庫、蔵のほか付近の住宅や車にも燃え移りました。警察と消防の実況見分の結果、原因は電気系統に何らかのトラブルがあった可能性が高いということです。

中能登町井田・今月12日(視聴者提供)

その翌日、12日の午前5時20分ごろに撮影された写真。中能登町井田で住宅と作業所が全焼しました。警察によりますと、作業所のダルマストーブ付近の燃え方が激しく、火元の可能性が高いということです。

中能登町井田・今月13日

さらに13日午前5時20分ごろ、中能登町井田で住宅兼納屋が全焼。火元は高圧のコンセントがあった納屋部分で、電気系統の不具合による可能性が高いということです。

近くに住む人は…
「地元の消防団が巡回しようかという話もしていた。連続で出火があるというのは非常に不安」

記者
「3日間立て続けに起きた中能登町での火事。火元はいずれも住宅に隣接する作業場や納屋などです」

11日12日13日の火事・中能登町


中能登町で相次いだ火事のうち、12日と13日の現場はおよそ300メートルほどの距離です。警察は今のところ、事件性はないと見ています。

町の人
「(納屋に)コンセントはあるけど使ったことない。ないと困るけどね。(防火対策は)なにもないけど、せめて置くなら消火器ぐらいでしょうね」
「不安はやっぱり、コンセントとかいっぱいあるから、その辺がちょっと不安。充電したり、その都度差し込みを変えて道具を使ったり…」