石川県津幡町の会社員の男性が長年続けてきたある趣味が今、SNS上でバズって脚光を浴びています。さらには、趣味が高じてある行動にも出ました。

宝くじ売り場前の、何の変哲もない日常的な風景。そこに突然、電動バイクに乗ったタレントの出川哲朗さんが姿を現しました。実はこれ、全てミニチュア作品なのです。

日常的な風景は実物そっくり

津幡町に住む東雄一さんが作業スペースとしている、資材置き場を訪ねました。

MRO牛田和希アナウンサー
「おお~!なんだか趣味がたっぷり詰まっている空間ですね」

東さんは幼い頃からプラモデルを作るのが好きで、仕事や家族との時間の合間に、ミニチュア作りに没頭。

東雄一さん「色付けでより質感を出す技術が必要。あっという間に時間がたって気が付いたら朝になっていたということもある」

自身の作業スペースでミニチュアづくりに没頭する東さん

東さんが最も得意とするのが“電柱”です。車や建物のミニチュアと比べ電柱はなかなか一般に販売されておらず、自分の手で作り始めました。

作品の写真をSNS上に投稿すると、徐々に話題に。

東雄一さん
「ツイッター始めて1週間で、一気に何千人とフォロワーが増えて…“うわ、広がりが凄いな”と自分でもびっくりした」

作品作りだけにとどまらず、東さんは本物の電柱に自身のツイッターアカウントを載せた看板を出すことに。さらにその電柱をミニチュアで再現し、電柱広告を扱う企業にプレゼントしました。

北配電業 眞島仁志さん
「(実際の電柱と見比べても)よく似ていますね。ほかの電柱広告にも影響してくるかもしれないので楽しみです」

去年12月には「電柱キット」を開発し、50個限定でネット販売しました。

東雄一さん
「予定していた数量はすぐ売り切れてしまって…こんなに電信柱を欲しがる人もいるんだなとびっくりしている。私自身、こんな看板まで出すなんて思ってもなかったので」

想定外の反響に驚く東さん。皆さんにも自分の趣味が突然、脚光を浴びる日が来るかもしれません。