◆建設コンサルの“開発支援”企業側は「情熱」に期待

エリザベータさん「難しかったです。ウクライナは就職活動ということはあまりないんです。みんなは大学を卒業して仕事を探し始めるけど、日本はみんな3年生の頃からすごく真面目な感じで仕事を探すので少し緊張感とかありました」

11月、なんとか内定が決まりました。東京の総合建設コンサルタント会社で、外国の開発を支援するコンサルタント業務などを行っています。

エリザベータさん「すごく嬉しいですね。家族のみんなは、私のことをいつも応援しています。喜んでくれました」

入社後は、海外事業部の営業部門で働くことが決まっています。企業側もウクライナ出身のエリザベータさんに期待しています。

八千代エンジニヤリング海外事業部・藤井克巳執行役員「ウクライナは非常に厳しい状況におかれ、国内のインフラはかなりやられている。海外支援に熱い情熱がなければ務まらない仕事だと思っています。彼女もそういった情熱を持ち始めているんではないか、その意味ではウクライナだけでなく他の国でもしっかりやっていけると期待していす」

エリザベータさん「一緒に働いている人から信用される人材になりたいと思います。未来は、理想をいえば、日本とウクライナ同時に貢献したい。ウクライナと日本と一緒に関わる仕事をするのが夢です」