卒業式シーズンを前に、島根県教育委員会は、13日、卒業式でのマスク着用に関する考え方を市町村教委などに対し通知しました。文部科学省よりやや厳格な内容となっています。
卒業式でのマスク着用について、文部科学省は10日、児童生徒と教職員が式典全体を通じて外すことを基本とすると通知しました。
一方、島根県教委は今回、2メートル以上を目安とした距離の確保と、声を出すかどうかの2点を基に判断するとしました。
例えば卒業証書授与では、文科省がマスクを外して差し支えないとする一方、島根県では声を出さない場合はマスクは不要、声を出す場合は着用を求めています。
県は、国よりやや厳格な通知をした理由について、5類移行で感染症自体のリスクが下がるわけではないことや、高校の卒業生は大学受験などを控え、引き続き感染から守る必要があることなどを上げています。