石川県警は13日、今年春の定期人事異動を内示しました。被害が相次いでいる特殊詐欺事件を取り締まる組織犯罪対策課を増員するほか、マイナンバーカードとの一体化を目指す運転免許証のシステム移行に向け「免許管理高度化推進室」を新設します。
異動件数は919件で、去年より15件少なくなりました。石川県内に12ある警察署のうち、9警察署の署長が交代する一方、金沢東警察署の中村俊也署長、小松警察署の西村昌署長、津幡警察署の荻田直樹署長は留任します。
また地元組トップの泉栄盛三刑事部長と、田畑健司警備部長も留任します。統一地方選挙やG7教育大臣会合、国民文化祭の開催を控え、現状の体制を維持した形です。
組織改編では、被害が相次ぐ特殊詐欺事件の取り締まりに向けて、組織犯罪対策課を増員します。また運転免許証のマイナンバーカードとの一体化や、各都道府県警ごとに整備された運転者管理システムの全国一元化に向け、運転免許課に免許管理高度化推進室を新設します。
異動は統一地方選挙やG7教育大臣会合を見据え、例年より1か月ほど早い3月6日に発令されます。