仮装通貨や外国為替の取引を巡って青森県内の男女が現金をだましとられる特殊詐欺被害が13日、県内で相次ぎ確認され、警察は特殊詐欺事件として捜査しています。

被害にあったのは県内に住む50代の女性です。三沢署によりますと1月上旬、女性の携帯電話にSNSを通して「フジワラ」と名乗る者からメッセージが届き、その後、「仮想通貨に投資して簡単にもうけた」「投資の方法を教えてあげる」と投資を勧められました。女性は紹介された「国際協力銀行」というサイトに登録し、6回にわたり仮想通貨購入代金として計290万円振り込みました。その後、サイト上での利益が約1400万円となり、出金をしようとしたところサイトから「出金するためには手数料や保証金が必要である」とメッセージが来たため、手数料や保証金として約440万円を指定された口座に振り込み、仮想通貨購入代金とあわせて約730万円をだまし取られました。

13日は県内でほかにも、30代の男性が2022年11月から12月にかけてSNSでのやりとりから外国為替取引の運用資金として約300万円だまし取られる被害も確認されていて、警察は投資を勧められた場合、家族や知人、警察に相談し1人で対応しないよう注意を呼びかけています。