静岡県中部などで路線バスを運行する「しずてつジャストライン」は、EV=電気で走るバスの定期運行を2月13日から始めました。脱炭素社会に向けた大きな一歩になるかもしれません。
<しずてつジャストライン 三浦孝文社長>
「まずは1台の導入ですが、運行実績を鑑みながら、徐々に台数を増やしていきたい。静鉄グループは、今後とも脱炭素社会の実現に向け様々な取り組みを継続していく」
しずてつジャストラインが、2月13日から運行を始めたのは、EV路線バス。大型路線バスのEV導入は、静岡県内で初めての試みです。1回の充電には4時間ほどかかり、150kmほど走ることができるといいます。
たとえば、新静岡と日本平ロープウェイを結ぶ日本平線だと、1日5往復できるそうです。通常のバスと比べると、音も静かな点が特徴です。
<しずてつジャストライン 山内義昭取締役>
「エンジンがなく静かで、変速ショック(衝撃)が全くなく、乗り心地が快適」
しずてつジャストラインでは、約520両のバスが運行。軽油の代わりに電気で走ることで、1両当たり1か月約3トンの二酸化炭素が削減できます。脱炭素社会の実現に向け、静岡県内の公共交通が少しづつ変わり始めています。
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