2019年、アフガニスタンで復興支援中に殺害された中村哲さんの遺志を伝える写真展が、静岡県袋井市で開かれています。中村さんが亡くなったあとも、その思いは現地住民に引き継がれています。
中村哲さんは干ばつに苦しむアフガニスタンの復興のために井戸を掘り、現地の住民とともに用水路の整備に尽くしてきました。しかし、2019年、現地の武装集団によって殺害されました。73歳でした。
袋井市役所で開催されている写真展では、総延長27kmに及ぶ用水路など、中村さんがアフガンに残した功績を伝えています。この写真展が袋井市で開催される理由のひとつは、中村さんが現地代表をつとめたNGO「ペシャワール会」に所属し、2008年にアフガンで拉致・殺害された掛川市出身の青年の存在がありました。
<主催する袋井市国際交流協会 竹野昇さん>
「伊藤和也さんは掛川の出身の方で、それで中村先生の事業に賛同されて農業支援を必死にやった青年です。静岡県で(中村さんと)関わりがある人がいるわけだから。現地で農業が発展しているということを知っていただきたいということで(写真展を)開催しました」
中村さんや掛川市出身の伊藤和也さんの思いは、亡くなった後も現地の住民に引き継がれ、復興に向けた活動は今も続いています。
<見学客>
「亡くなって終わりではないですからね。後継者を育てたというか、後継者になる人の心を打ったような気がします」
「彼ら(現地の住民)にとっては他人事ではなくて自分たちのことだから、その事業を引き継いでいるということは立派ですよね」
写真展は2月19日(日)まで、袋井市役所で開かれています。
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