新型コロナの影響での中止を経て、3年ぶりに開催される八戸えんぶり。2月17日の開幕に向けて、参加するえんぶり組の稽古も熱を帯びています。

五穀豊穣を祈る八戸市の伝統行事・八戸えんぶり。2月17日の開幕に向けて稽古に励んでいるのが、創立90年を迎える「内丸(うちまる)えんぶり組」です。約30人の子どもたちが真剣な表情で摺りの動きなどを確認していますが、2021年、2022年2年連続で中止となったこともあり…

※参加する子どもは「踊りの振り付けとかも忘れている部分があったので少し大変でした」「3年ぶりで記憶にないところもあるけど練習しているうちに思い出してきた。本番には完全な状態で挑みたい」

3年ぶりに開催される今年の祭りには、八戸市や周辺地域から32組のえんぶり組が参加します。国の重要無形民俗文化財にも指定されている伝統行事を次の世代に継承する側も祭り本番を待ち焦がれています。

※内丸えんぶり組代表・親方田村能邦さん
「やっとやれるなという感じがしますね。新しく振り付けもしたところもあるのでそこをぜひ見てもらえればなと思っています」

八戸えんぶりは2月17日から4日間の日程で行われ、全ての組が中心街に集結する「一斉摺り」が行なわれます。