アメリカのバイデン政権は、アラスカ州の上空を飛行していた物体をアメリカ軍が撃墜したと発表しました。

アメリカ国防総省 ライダー報道官
「物体が何であるかを見極めるため、航空機を飛ばし、民間航空に危険が及ぶと結論付けた。我々は大統領の命令を受けて撃墜した」

アメリカ国防総省によりますと、撃墜された物体はアラスカ州の上空およそ1万2000メートルを北東の方向に飛行していて、小型の自動車ほどの大きさだったということです。

バイデン大統領の命令を受け、10日、アメリカ軍のF22戦闘機がミサイルを発射して物体を撃墜、現在、残骸の回収作業を進めていますが、現時点で、どこから飛行してきたのかや、その目的や能力も分かっていないとしています。

アメリカ軍は今月4日に、上空に侵入した中国の気球を撃墜したばかりです。